上手な草刈りは「短く刈る」と思っていませんか？
その方が見た目も綺麗ですし、次生えてくるまで時間がかかる。
そう思っている方が多くいらっしゃると思います。
近年およそ10cm高さを残して草刈りを行う「高刈り」が注目されています。
私たちが雑草と呼ぶものは大きく2種類あり
縦に伸びるイネ科雑草と横に伸びる広葉雑草に分けられます
草刈りで重要なのは、「成長点の位置」です。
成長点を切ると植物の成長はストップし枯れていきます。
広葉雑草の成長点は地上に出ていますが、イネ科は地面の中にあります。
その為地面ギリギリの位置で刈り取ると、広葉雑草のみの成長点が刈り取られ
イネ科雑草の成長を促進させてしまう可能性があります。
高刈りで成長点を残すことで広葉雑草の葉が覆いかぶさりイネ科雑草の成長を抑えます。
この高刈りには他にもメリットがあります
・草丈が高くなりづらいため草刈りの頻度が減る
・高い位置で刈るためキックバックや石跳ねなどのケガのリスクが減る
・イネ科雑草を好むカメムシなどの害虫予防になる
・草のやわらかい部分を刈るため作業時間が短縮される
